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偶々 19


「ハァハァ、ハァハァ……」
「奈々、痛い、ハァハァ、奈々、だいじょうぶ……」

聞かなくてもわかることを原田は訊く。

「ハァハァ、だ、だいじょうぶです。ハァハァ……」

予想どおりの奈々の返事。痛くても痛いとは、奈々は言わないと原田は思っていた。
もちろん抜いてくださいと言われたら、抜く覚悟はあった。

「奈々、ゆっくり動いていい……」
「はい、は、はい、オジサンに任せます……」

麻衣か敦子なら、思いきり腰をふることができるのに。
まったく原田は、そうは思わない。
痛がるアイドルに挿れるのもいい。
原田は、ゆっくり腰をうごかす。
奈々の息が荒くなる。

「奈々、すごい気もちいい、気もちいいよ……」
「よかった。ハァハァ、よかった。オジサン、い、いっぱい、気もちよくなってくださいね」
「ハァハァ、奈々……」

原田は、まだ性器で快感を得ていない。
しかし、気もちいいのは嘘ではない。
奈々の言葉に、頭のなかで快感を得た。
原田は、ゆっくり腰をうごかす。
思いきりうごかしたらどうなるだろう。そう思いながら。
だが、する気は、まったくない。
奈々がセックス=痛い。そうなるのが、嫌だからだ。

「ハァハァ、オジサン、気もちいいですか……」
「奈々、怒るよ。挿れてるのに、そんなのあたりまえだろ……」
「わ、私は、だいじょうぶですよ……。もっと激しくしても……」
「奈々……」

ありがとう奈々、では、お言葉に甘えてとは、原田は思わない。
無理をする奈々が愛しい。性器を抜いた。

「なんで、どうして……」

奈々の驚く声。ほんとうに愛しい。

「奈々ありがとう……」

原田は奈々の横になる。すぐ奈々が身を寄せてくる。

「気もちよくなかったんですか……」

原田は奈々の身体に手を廻す。

「奈々、怒るよ」
「私、だいじょうぶです。だいじょうぶですよ。挿れてください……」

原田は、昨日、いきなり来た敦子に大量に射精した。
萎えて使いものにならないからではない。
その証拠に、まだ性器はギンギンだ。
ただ、奈々と話したかった。
奈々が、男を知ってるなら、とりあえず、一回射精してからでもよかったが。
しかし、まだ、奈々は原田しか男を知らない。

「奈々、ちょっとだけ明るくしていいかな、部屋の電気、顔見て話したいから……」
「はい」

奈々は嫌がらなかった。
なので、原田は部屋の明かりをつける。
さっき、けした時、枕元のどこのスイッチで、室内の調光できるかわかっている。
一瞬、部屋が明るくなったが、すぐに原田は薄暗くした。
ちょうど、いっしょに入浴したバスルームとおなじくらいに。

「これくらいなら平気……」
「はい」

原田は奈々と眼があう。
奈々は、真顔だった。ショートカットが、よく似合ってる。

「なんで、こうなるんだろうね。奈々は未成年だし、恋愛禁止のアイドルだし、それに、明日、この近くでライブがあるのに……」
「それは、私がわるい娘だから……」
「それさっきも言っただろ、そういうことじゃないよ」

もう逢えないと覚悟していた奈々と逢えた。
しかも、再会してすぐに、はじめて抱いたラブホテルで、また。
媚薬を盛っていない。
麻友もそうだった。
なぜ、こうも想いどおりになるのだろう。
こんな状況なのに、こんな状況だから、原田は、ふとかんがえる。


























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